アプリの主要KPI13選!具体例とともに解説

アプリをリリースする際は、プロモーション方法やアプリ自体の機能性・意義などが適切であるかどうかを計測し、判断する必要があります

そのとき、重要な指標となるのが、アプリマーケティングにおけるKPIです。

この記事では、全部で13個あるアプリの主要KPIについて詳しく解説します。

アプリにおけるKPIとは?

KPIは「Key Performance Indicator」の略語で、目標達成に向けて順調にコトが進んでいるかを判断する指標のことを指します。

また、KPIに関連するワードとしてKGI(Key Goal Indeicator)があります。KGIとは、KPIの上位概念です。

つまり、KGI達成までの中間指標としてKPIがあります。KGIはゴールを達成できたか否かの結果を測る指標。KPIはゴール達成に至るまでのプロセスが正常であるか否かを測る指標です。

詳しくは以下の記事で解説しているので、参考にしてください。

>>>KPI設計とは?効果的な進め方とポイント・注意点を解説

アプリの主要KPI13選

アプリマーケティングの主要KPI13選

アプリマーケティングのKPIとして用いられる指標として、主要なものは全部で13種類あります。

これら全てをKPIとして設定する必要はありません。目的・目標に合った指標を設定することが大切です。

・インストール数
・CPI
・アンインストール数
・イベント数
・課金率
・DAU・MAU
・リテンション率
・ARPU
・ARPPU
・ARPDAU
・ROAS
・ROI
・LTV

インストール数

ユーザーがアプリストアからアプリをダウンロードし、自身の端末にインストールした数がインストール数です。つまり、新規ユーザーの数を示します。

アプリをリリースした直後はもちろん、新たな広告出稿をおこなった際など、インストール数は定期的に計測していく必要があります。

おそらく、どんなアプリにおいてもインストール数は重要なKPIになるでしょう。

CPI

CPIはCost per Installの略語です。アプリのインストール1件あたりにかかったコストのを示します。

例えば、広告出稿によってユーザーを獲得する場合は、広告出稿費用÷インストール数がCPIの数値となります。

広告出稿の費用対効果があったかどうか、予算が適切であったかどうかなどを判断する際の指標として有効です。

アンインストール数

アンインストール数は、アプリを完全にアンインストールしたユーザーの数と、アプリは端末に残したままだが利用を一時的に止めているユーザーの数の2種類があります。

どちらの場合も、ただその人数を計測するだけでなく、その理由などの心理的背景に着目することが大切です。

イベント数

イベント数とは、アプリ内でおこなわれるアトラクション、ユーザーが起こすアクションの件数を指します。

例えば、商品販売用のアプリであれば注文、マッチングアプリであれば「いいね」の送信などです。ユーザーに行動を促せているかを判断します。

課金率

課金率とは、アプリをインストールしたユーザーのうち課金をしたユーザー数の割合を示す数値です。

似たような指標として課金額があります。課金額は、課金というアクションを起こしたユーザーのみが対象となります。

そのため、課金率と課金額は、別軸で計測した方がいいでしょう。

DAU・MAU

DAUはDaily Active User、MAUはMonthly Active Userの略です。それぞれ日ごと・月ごとにアプリを起動したアクティブユーザー数を示します。

そのアプリがユーザーにとって有用であるかを判断するための指標となります。

リテンション率

リテンション率とは、アプリの継続率・定着率を測る指標です。

多くの場合、アプリインストールの翌日・7日目・30日目のリテンション率を計測します。

これらの数値を計測することで、アプリの利用頻度が高まる時期・アプリの利用を止めてしまう時期を知ることができます。

ARPU

ARPUはAverage Revenue per Userの略で、ユーザー1人あたりの平均収益を意味します。

多くの場合、1ヶ月単位で計測します。

収益を得ることを目的としているアプリの場合は、重要な指標になるでしょう。

ARPPU

ARPPUはAverage Revenue per Paid Userの略です。つまり、課金ユーザーだけに限定して1人あたりの平均収益を算出します。

ARPUは無課金のユーザーも母数に含めて判断します。一方で、ARPPUで着目するのは課金ユーザーのみです。

ARPDAU

ARPDAUはAverage Revenue per Daily Active Userの略です。デイリーアクティブユーザー1人あたりの平均収益を算出します。

デイリーアクティブユーザーに焦点を当てるため、この数値は毎日変動します。

したがって、課金キャンペーンをおこなった際など、そのキャンペーンがどれくらい有効であったかなどを判断する際の指標として用いられます。

ROAS

ROASとはReturn On Advertising Spendの略です。広告にかけた費用と広告を通じて得た収益のバランスをみる際に用いる指標となります。

具体的には、売り上げ金額を広告出稿コストで割って算出します。

ROASが高いということは、その広告戦略が効果的であったと判断していいでしょう。

ROI

ROIはReturn On Investmentの略です。広告にかけた費用と広告を通じて得た利益のバランスをみる際に用いる指標となります。

前述したROASは売上に着目するのに対し、ROIで着目するのは利益の金額です。

例えばROASが高くてもROIが極端に低い場合は、広告の出稿元に支払うロイヤリティが高いと判断できます。

LTV

LTVとはLife Time Valueの略で、日本語でいうと顧客生涯価値となります。

つまり、1人のユーザーから生涯で得られる収益の平均値のことです。

前述したCPIとこのLTVを比較し、アプリの採算がとれるか否かを判断する際などに使用します。

まとめ

以上のように、アプリの主要KPIは、全部で13種類あります。

もちろん、アプリによって必要なKPIは変わってくるため、目的・目標に合わせて適切なKPIを設定することが大切です。

アプリマーケティングを成功させるため、効果的なKPIを設定してください。

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