昨今は、コーディングを効率的に進める便利なツールが多数登場しています。本記事では、そのなかからGithub Copilotについて解説します。
基本的な導入手順も取り上げるため、興味を持った方はぜひ最後までご覧ください。
目次
Github Copilotとは
Github Copilotは、Github社がリリースした生成AIによるコーディング支援機能です。2022年に一般向けに公開され、日本語にも対応しています。
copilotは「副操縦士」を意味し、ほかにマイクロソフト社の各種アプリケーションと連携できるCopilot for Microsoft 365などもあります。
Copilot for Microsoft 365とは?できることや料金プランを解説
Githubとの違い
Githubは、ソフトウェア開発のプラットフォームです。コードの管理とコラボレーションが主な目的であり、Github Copilotとは利用目的が異なっています。
両者を混同しないように、注意しましょう。
Github Copilotの特徴
以下では、ほかのコーディング支援ツールとは異なる、Github Copilotの特徴について解説します。
最適なコードの予測と提案
Github Copilotは、AIが現在記述しているコードから最適なコードを予測、提案してくれます。
操作もシンプルで、Tabキーを押せば提案されたコードを自動的に反映可能です。この機能によって、プログラムの作成効率を高められます。
自然言語で記述可能
自然言語とは、日常的に人間が使用している言語のことです。コンピューターは人間の言語を理解できないため、コンピューター専用の言語、プログラミング言語で指示を与えなければなりません。
しかし、Github Copilotは自然言語の指示文章を理解し、コーディングしてくれます。そのため、プログラミング経験が浅い方でも作業を進めやすいです。
コードエディタ内で完結
コードの記述をする際、コードエディタと一緒に参考サイトを開く方は多いでしょう。しかし、コードエディタと参考サイトの画面を都度切り替えるのは、かなり面倒です。
Github Copilotの場合、AIが自動でコードを提案してくれるため、コードエディタ内で作業を完結させられます。また、対応しているエディタの数が多いのも嬉しいポイントです。
Github Copilotのメリットとデメリット
以下では、Github Copilotにはどのようなメリットとデメリットが存在するかについて解説します。
メリット
主なメリットは、以下のとおりです。
- 開発効率の向上
- 使用経験が浅い言語でもプログラミングが可能
- 開発スキルの底上げ
- 負担を減らせる
プログラミング経験の浅い方でも使いやすい点は、IT人材が不足している企業にとって大きな魅力でしょう。
本来プログラミングの知識やスキルを習得させるためには、長い教育期間を設けなければなりません。しかし、上手にGithub Copilotを活用すれば、新人でも即戦力として現場で仕事をさせることも可能です。
デメリット
主なデメリットは、以下のとおりです。
- 機密情報が流出する可能性がある
- AIが提案するコードの著作権が不透明
- 最終的にコードが正しいか判断するのは製作者である人間。不具合が発生しても自己責任
Github Copilotはコードの作成をサポートしてくれますが、そのコードに問題が発生したときに修正対応するのは人間です。そのため、完全にコードの作成を任せることはできません。
Github Copilotの導入の流れ
最後に、Github Copilotを導入する手順について解説します。
GitHubアカウントの取得
まずは、個人アカウントを作成しましょう。Github Copilotを導入するにあたって、GitHubのアカウントは必要不可欠です。
個人アカウントを作成する際に用意するものはメールアドレス程度で、無料プランならとくに料金もかかりません。
対応するコードエディタの取得
続いて、任意のコードエディタの最新版をインストールしてください。GitHub Copilotで使用できるものとして、Visual Studio CodeやVisual Studioなどの名前が挙げられます。
GitHub Copilotの登録
ホームページにアクセスして、GitHub Copilotの登録を進めましょう。有料プランを利用する場合は、クレジットカード情報を入力します。
利用規約に同意し、画面が遷移すれば登録は完了です。
GitHub Copilotの拡張機能のインストール
最後に、コードエディタに拡張機能をインストールします。拡張機能内で検索をかけると「GitHub Copilot」が出てくるため、インストールしてください。
インストールが終了すると、サイン画面が現れます。
まとめ
以上、Github Copilotの特徴やメリット、デメリットについて取り上げてきました。GitHub Copilotは便利なツールであり、業務効率を向上させる助けになる存在です。
今回の記事を読んで興味を持った方は、ぜひGithub Copilotの利用を始めてください。
デジタル領域でのお困り事やプロダクト開発について、まずはお気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちら