SEO対策とは、検索エンジンを通したWebプロモーションに必要不可欠なビジネス施策です。
企業は、ユーザーがどのようにして自社サイトに辿り着くかを把握する必要があります。
そして、多くの場合、Webサイトへの流入は検索エンジン経由となります。
そこで、SEO対策が重要となります。
この記事では、Web担当者が知っておくべき基礎知識を解説します。
目次
Webサイトに重要なSEOとは
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語で検索エンジン最適化となります。
自社サイトをユーザーに知ってもらううえでSEOは必要不可欠であり、SEOを無視したままサイトを運用しても、思うように訪問者数を伸ばせないはずです。
SEOについての理解を深めてもらうために、以下の2つの項目について解説します。
・SEO対策とは ・SEOの目的 |
SEO対策とは
SEO対策とは、自社サイトを検索上位に表示させるためにおこなう施策のことを指します。
施策を立案するには、検索エンジンの仕組み・Webサイトの役割など、SEOについての知見が必要不可欠。
この記事では、あくまでもその基礎の部分にフォーカスしてお伝えします。
SEOの目的
SEOの目的は、そのサイトの存在理由とイコールで結ばれます。
多くの場合は「売り上げに繋げるため」や「より多くの認知を獲得するため」といったものになるでしょう。
Webサイトは基本的に検索エンジンが主な流入の手段です。
よって、適切なSEO対策を行い、訪問者数を伸ばす必要があります。
Web担当者が知っておくべきSEOの基本的な考え方
SEOの基本的な考え方は、以下の2点だと心得ておいてください。
- ユーザーファーストであること
- 検索エンジンフレンドリーであること
まず、Webサイトがユーザーのために存在することは間違いありません。
そのため、ユーザーにとって必要な情報の提示や、高品質なコンテンツの提供が必要不可欠です。
「優れたサイト」という意味ではそれだけでも十分かもしれません。しかし、SEOの観点においては検索エンジンフレンドリーであることも必要です。
検索エンジンはAIによって稼働しています。そのため、AIがサイトの内容を理解できるように工夫をする必要があるのです。
Googleが提示するSEOの評価基準
基本的に、「SEO対策=Google対策」だと認識しておいて問題ありません。
日本においてはGoogle・Yahoo!が検索エンジンのシェアの9割を占めており、Yahoo!はGoogleの検索アルゴリズムを利用しています。
Googleが提示するSEOの評価基準を理解し、それに沿ったコンテンツを作成すること。それがSEO対策の重要な施策の1つです。
・E-E-A-T ・YMYL ・MFI |
E-E-A-T
「E-E-A-T」はGoogleが最重要視するSEOの評価基準です。
- Expertise(専門性)
- Experience(経験)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
簡単に言うと、「その分野に関する専門知識が豊富な人・実際に経験している人が、正確なコンテンツを作成すること」が重要だという考え方です。
例えば、医療に関する分野のサイトであれば、医師などの専門家による監修や執筆によって作成されたコンテンツが高く評価されます。
また、誰かの主観で作成されたコンテンツよりも、政府の調査結果などの信頼できるエビデンスと共に結論を述べているコンテンツの方が、高く評価されるということです。
YMYL
YMYLとは「Your Money Your Life」の略です。お金や生活、つまり財産・健康・幸福などに関するコンテンツを、Googleはより厳格な評価基準を適用することを意味しています。
これらの分野では、より高いレベルでの「E-E-A-T」が求められます。
MFI
MFIは「Mobile First Index」の略で、モバイルユーザーフレンドリーなサイト設計が重要視されることを意味しています。
- モバイル端末からの見やすさ
- モバイルでのサイト表示速度の速さ、ストレスの無さ
上記の要素を元に、モバイルユーザーにとっての利便性の高さが追及されます。
例えば、サイト内の画像や動画のデータ容量が原因でモバイルでの表示速度が遅くなると、検索エンジン上では不利に働くということになります。
Web担当者必見!SEO対策のポイント
最後に、SEO対策において特に必要不可欠な4つの項目について解説します。
・分析に必要なツールを導入する ・的確なキーワードを選定し、対応するコンテンツを作成する ・関連するトピックを網羅し、内部リンクを設置する ・外部リンク対策をおこなう |
分析に必要なツールを導入する
まずは、自社サイトの現状を分析するために、以下のツールを導入する必要があります。
ツール名 | 概要 |
---|---|
Google Search Console | 検索エンジンAIのクロール内容・インデックス状況・検索表示されたクエリ状況など、自社サイトが検索エンジンにどのように認識されているかを分析する |
Google Analyitics | Webサイトへの流入経路、コンバージョン状況など、SEO戦略に関する重要なデータを取得する |
上記の2つのツールは、Googleから無料で提供されています。
SEO対策をおこなっていくまえの準備として、アカウントを作成しておきましょう。
的確なキーワードを選定し、対応するコンテンツを作成する
サイト上のコンテンツには、ユーザーの検索ニーズに沿ったものを作成・提示する必要があります。
自社が作りたいコンテンツだけではなく、ユーザーが必要としているコンテンツを提示するということです。
具体的には、ある程度の検索ボリュームがあるキーワードを検索し、そのキーワードの検索ニーズを満たすコンテンツを作成します。
関連するトピックを網羅し、内部リンクを設置する
サイト全体の評価を高めていくためには、関連するトピックを網羅してコンテンツを作成し、サイトページ内に内部リンクを設置することが大切です。
例えば「東京 観光名所」で検索したユーザーは、かなり高い確率で東京のグルメにも興味を持つでしょう。
同じサイト内に必要としているコンテンツがなければ、ユーザーはそのサイトから離脱して再び検索をかけることになります。
それを防ぎ、自社サイトにおけるユーザーの滞在時間を延ばすために、適切な内部リンクの設置が必要なのです。
外部リンク対策をおこなう
他のサイトから自社サイトのリンクを貼ってもらうことも重要です。
外部サイトからおすすめされることは、「E-E-A-T」における権威性の証明となります。
よって、SNSやメルマガなどでコンテンツを拡散したり、プレスリリースを活用したりすることも、SEO対策の1つとなります。
まとめ
SEOは、自社サイトが存在する目的を達成するために必要不可欠な要素です。
しかしGoogleの検索アルゴリズムは一定ではありません。時には大幅なアップデートをおこなうこともあります。
そのため、SEO対策に終わりはありません。
常に最新の情報をチェックし、対策をおこなっていくことが大切です。
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